Accord (2001-09-24)
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Wikipediaによると、このダフニスとクロエの出版はピアノ譜からだそうで、と言うことは作曲者によるピアノ編曲が存在するということ。わざわざこんな言い方をするようなことでもない気がしますが、ラヴェルの管弦楽曲のピアノ版(逆の物もあるが)は、演奏会で取り上げても遜色ないものが多く、それどころかピアニストの主要レパートリーの一角を占めるほどです。そんな中で、今の今までなかなか取り上げられなかった。であるから、存在自体に驚いているのです。それに、なんといったって、あのダフニスとクロエですから。
編曲は抜粋で、ラヴェルがピアノ的であるとは判断した箇所を選んでいる模様。さすがに第三幕の雄大な部分をピアノでやらせようとはしていません。
楽譜はIMSLPにありますが、安定感のないデータなのでお勧めできません。と言っても下記の出版譜も、譜読みに問題はないとはいえ、21世紀とは思えないFAXのような印刷で、解説校訂報告はありません。録音もある 。
追伸
上で『ダフニストクロエ』のピアノ・ソロ版は抜粋のものしかないと書きましたが、全曲版が存在するようです。楽譜は、アマゾンで見つけました。[chant & piano]の表記が気になるところであるとともに、高価なもののようなのです。追伸2
[chant & piano]の上記の楽譜ですが、取り寄せて確認したところ、全曲のピアノソロと合唱の楽譜が併記されたものでした。
Maurice Ravel
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