取組楽曲と進捗一覧

ABCDE
1
作曲家名楽曲名総小節数暗記小節数暗記小節数の割合
2
フレデリック・ショパンマズルカ遺作第24番4040100.00%
3
フレデリック・ショパンポロネーズ第6番「英雄」181181100.00%
4
フレデリック・ショパン前奏曲第3番3333100.00%
5
フレデリック・ショパン新しい練習曲第2番6060100.00%
6
モーリス・ラヴェルクープランの墓よりトッカータ25212951.19%
7
フレデリック・ショパン練習曲作品10第1番792227.85%
8
ヴラディミール・ホロヴィッツカルメン変奏曲1573220.38%
9
クロード・ドビュッシー前奏曲第5番「アナカプリの丘」961212.50%
10
ヨハン・セバスティアン・バッハパルティータ第5番9588.42%
11
モーリス・ラヴェル鏡より「鐘の谷」5447.41%
12
モーリス・ラヴェルクープランの墓よりメヌエット12800.00%
ラベル ラヴェル:『クープランの墓』より「トッカータ」 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
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2021年5月30日日曜日

【部分録音】ラヴェルの『クープランの墓』よりトッカータが弾きたい! 第10回

 暗譜完了の見通しが立ちました。あとはひたすら通しの練習をこなすのみです。終わってみれば数年がかかり、その間他の楽曲の暗譜が完了し、まったく関係ない資格を取得するなど脇道にそれ続け、熱しやすく冷めやすい私の気性が反映された挑戦でありました。




 「トッカータ」の記事を書き始めたのが、2016年9月13日。約1720日が経過しており、「トッカータ」の総小節数が252なので、一日あたり約0.147小節の進捗です。職業演奏家からすれば話にならない、学習者でもありえない習熟の進行でしょう。

 ある期間を「トッカータ」一本にしぼって練習に打ち込めば、暗譜完了までの期間を十分の一くらいに圧縮することも可能かもしれませんが、「トッカータ」を弾けるようなったところでなんの得になるかも知れず、そもそも充実した余暇を過ごす一環としてのピアノ練習なので、ストレスをため込むことを避ければ、こうだらだらとしたスタイルになるものいたしかたないというのが偶感であります。

 今年に入って、魔性の難曲「ラ・カンパネラ」がまた一人ピアノの世界にいざないました。一度入ってしまったら出てくることはできません。演奏動画では難所と知られるトリル展開や薬指と小指で装飾音を引かせる変奏の処理も、抑えたテンポ設定の中で危なげなく通過しておりました。内容はもとより、弾く方としては薬指と小指の運動性能にも目が行き、本当に初心者なのかと思われる肉体的ポテンシャルに驚きました。いまだに腕の重さと鍵盤の間で挫ける自分の右手薬指と小指を鍛えていきたいと思われる次第です。

 録音の公開は、新環境での動画編集の練習後に投稿する予定です。

2020年9月8日火曜日

【部分録音】ラヴェルの『クープランの墓』よりトッカータが弾きたい! 第9回



編集時間は30分でした。


 取りかかってみればすぐに終わる仕事ではありましたが、一か月前の自分の姿という点が、ある種の励みになっていたのだと思います。「一か月前だから、今とは明らかに違う(だろう)」という、現在の録音がないにもかかわらず(ないからこそ)、進歩を夢想することができるわけです。

 録音は、最も盛り上がる部分の前哨の入口まででした。





 9月6日現在、譜読をはじめ様々な点が更新されております。

 譜読は、最も盛り上がる部分の前哨の真ん中まで進んでいます。この楽曲を取り上げたことのある方ならご存知でしょう、冒頭現れた経過部の変奏、怒涛の重音が繰り広げられるそのすぐ手前までです。





「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」はじめました。


 ドビュッシーの『子供の領分』の「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」を取り組み始めました。こんなことをやっているから、ラヴェルの「トッカータ」の進捗状況が改善されないわけですが、一向に崩しきれない、それどころか傷一つつかない岩盤のような難曲を前にし続けていれば、モチベーションは下がる一方。気分転換もたまには必要と言うものです。「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」は、ベネデッティ・ミケランジェリで聴いて以来継続して好きだったというのもありますが、短くて、重音よりも単音が多く配されていて、緩急内容豊か、ということで選びました。


 採用楽譜は、今のりに乗っているベーレンライター社の版です。楽譜屋でたまたま見かけた今月の一冊の一つだったと思います。同曲の製本された楽譜をもっていなかったのと、触れ込みシールを簡単に読んでそのまま買った記憶があります。解説(独・仏・英の欧文三種)が本全体の半分を占める気合の入ったものです。長い上に専門分野ですが、英語があるので何とかなるでしょう。なんでも、作曲者のピアノロールも参考にしたとか。

 当該弾きたいシリーズの開始記事はこちらから。


進捗表


 動画で公開した部分の小節数を公開日ごとに整理して表にしたものが以下の通りです。とても横に長いのは、間の日数を等間隔の距離として表示したためで、サボりが正確に可視化されています。
 グラフは画像ファイルとして掲載していますが、できればhtmlで組み込んでいきたいですね。



2020年6月7日日曜日

【部分録音】ラヴェルの『クープランの墓』よりトッカータが弾きたい! 第8回

 ラヴェルの『トッカータ』の代名詞ともいうべき、三度の極悪伴奏を伴う息の長い歌です。譜面はあっさりしていますが、難所です。これまで出くわした重音進行に比べれば、手の疲れは少なく、筋トレからやり直しという鍵盤以前の問題とされる絶望感は少なくて済むのですが、シャープ盛りだくさんの譜読みの難しさや、常に交差し続ける両手、子気味よくあらわれる跳躍、相変わらずのハイテンポなど、気が抜けません。



 覚えるほかないのですが、一つ注意点は、和音をとり続ける右手は、次の音を意識した運指の採用が必須で、薬指や小指が弱いからと言って、高い和音を4,5ではなく2,4で取るということをしてはいけません。間に合いません。息の長い歌をハイテンポで駆け抜ける部分は往々にしてそうですが、練習中は歌になってくれません(動画にてご確認ください)。地道な暗記作業が実を結んでくれることでしょう。


2019年10月9日水曜日

【部分録音】ラヴェルの『クープランの墓』よりトッカータが弾きたい! 第7回

 前回の「トッカータ」の記事で、インチキ版なるものの解説をしたが、最近購入したメシアン夫婦によるラヴェル楽曲の分析本の中に、例の第5小節についての記述があった。



 作曲者が許したとあるが、書面で残っているというわけではなさそうだ。
 「メシアン分析本」版では、私のインチキ版の理論上の不備を補いつつ(完全にクリアしつつ)弾き手の負担を減らしている。難易度は私のインチキ版と同様で、楽譜通り弾くのが困難な場合は、こちらを採用すべきである。ただ、心得ておかなくてはならないのは、理論上の不備がないとはいえ、作曲家による許しがあるらしいとはいえ、ラヴェルは決定稿にソの音を左手に置くこの音の並びを採用しなかったということである。おそらく彼は、短二度の響きがほしかったのだろう。

 ともあれ、これを踏まえて、録音をしました。4年ぶりにアップライトピアノの調律を行い、腕は相変わらずですが、音はよくなっているはずです。


2019年7月6日土曜日

【部分録音】ラヴェルの『クープランの墓』よりトッカータが弾きたい! 第6回

 2019年7月。毎日ピアノに触れる習慣と握力・手を開く筋肉のトレーニングを始めてから、腕と手がだるい、特に小指から手の付け根にかけて。余計な力が入っている証拠なのだろうが、なんの力も入れなくて鍵盤を押すことはできないから、ある程度のだるさは仕方のないことだ。

 だるいとはいえ、今のところ練習中につったこともないし、昔は多かった(特に小指)鍵盤の反発に指が押され負けることが少なくなった。小指を伸ばそうとすると発症する第二関節が内側に折れ曲がる症状も激減しているため、総合すれば良い方向に向かっているのではないかと思われる。

ラヴェルの「トッカータ」インチキ版の詳細


 私の手は、限界まで開いて9度がやっとの大きさしかなく、ラヴェルのトッカータにあらわれるいくつかの和音を抑えるのは困難で、演奏の道中出くわす度にいやな思いになる。その代表的なものが、以下の冒頭である。



 インチキ版では、赤枠で囲った部分の右手和音の再低音である#Fを抜いて演奏している。Eは全て拾う。これにより、和音を抑えるのが非常に容易になって、和音の粒ぞろいも改善し、なにより練習の甲斐ある難易度に落ちつき、同曲の練習機会も格段に増加した。以前は、最初の数小節で永遠に弾く事の出来ない部分にぶち当たるため、練習する気さえ起らなかったのである。しかし、この簡便化は、ラヴェルの和声上の特色の一つである短一度を消し去ることであるため、作曲家はまず了承しないだろう。しかも、芸術上の要請ならまだしも単純な難易度降下を目的であるからなおさらである。
 しかし、冒頭という配置は練習のモチベーションに大きくかかわるため、しばらくはこのまま練習を続けていくことにした。

 もう一つ、まだインチキ候補に留まるものだが、前半のクライマックスを作る個所に、以下のような部分がある。



 赤枠で囲った部分、9度が難なく届くのであれば、何の困難もない部分であるが、ある程度速度を出しての1度の跳躍の連続は、細心の注意が必要ではなかろうか。未だ取り組んでもいないので、最初から簡便化するつもりはないのだが、インチキ適用候補である。

練習成果


 そんなこんなで、譜読み完了個所を増やし、日々練習に取り組んでおります。ご覧の通り、音をさらうのがやっと。

2018年6月3日日曜日

【部分録音】ラヴェルの『クープランの墓』よりトッカータが弾きたい! 第5回

 ラヴェルのトッカータです。冒頭の部分を録音しました。
 A. オクターブでとることができる部分をオクターブでとり、できないところは楽譜通りの手の配分で引いていております。同じ部分にもかかわらず速度と安定感に大きな差があるのはそのためです。第二主題(B)の二度づつ上がっていく部分は、どうやったら一般的な速度に持って行けるのだろうかとずっと不安だったのですが、何となく形になってしまったので、前出の速度のばらつきもそのうち記憶が定着していくにしたがって解消されることでしょう。


→録音第6回へ
→シリーズ第1回記事へ

2018年3月24日土曜日

各種「弾きたい!」の状況

 各種投稿から、一年とちょっとが経過。この書き出しのために、前記事の投稿時期をチラッと見たが、こんなにも間が空いていたとは思っていなかった。てっきり二か月くらいのサボりであると。この間に積極的にピアノを弾いているわけでもなく、精々週に一度マズルカとポロネーズをさらう程度なので、確実に腕は落ち知ているはずである。覚え込んだ楽句は、水の中に現れた泡のように消えて行った。録音など載せられるはずもない。

 かねてから、左手の鈍い動きが見ていていい心地がしなかったので、ここで左手練習用の楽曲に取り組むことにした。課題ばかり増やしていいことではないのだが、短い楽曲なら何とかなるだろうと、ショパンの前奏曲作品28-3ト長調を採用。左手練習の筆頭と言えば、どう作曲家の革命練習曲だろうが、長いし、しっかり聴くと案外冗長である。一方で、一分にも満たない楽曲に冗長を感じる暇はない。

英雄ポロネーズ


(1)竪琴みたいな上昇音階の部分、左手のF音が出ていなかったよう(Fを加えて弾くと聴き慣れない響きがした)なので、腕の動きを覚えなおし。

(2)中間部オクターブ連打の部分で、最初数小節両手でこなす処から、両手に移行する部分の安定感に欠けるため、集中補習。――こういう目につく部分を長い間放置しておく所に、私の個性(悪癖)があるように思われる。この手のものぐさは勉学にも発揮され、随分と損をしてきたに違いない。こんな個性はいらない。

(3)オクターブ級、根音+三度で構成されている和音(竪琴音階直前や、オクターブ連打の末尾付近)で、小指が届かない、届いていても音が小さいという問題があった。そこで、指が鍵盤を押す位置を下部から中腹に場所を変更する(同時に脇も広げて、手の向きを変える)ことによって、若干クリアになった。無駄押しのリスクはあるが、それはもとからあるもので、軽減も増加もしていない。

遺作マズルカ


(1)ペダリングを変更した。装飾音が付く音にペダルを当てるという単純なもの。指の方は淡々としていても、リズムにアクセントが付いて、躍動感が内蔵されたように思われる。楽譜の指示通りでは響きすぎる。

トッカータ


(1)ポロネーズの(3)の課題を、例の冒頭、一度付四和音に応用した。Dの音とEの音が音楽に加わった時の、澄んだ響きを耳にしてしまったら、もう逃すわけにはいかないという気になってしまう。ギーゼキングが、ドビュッシーの和音は低音域も加わって初めて美しい響きとなって表れるみたいなことを書いていたと思うが、きっとこのような現象はラヴェルにも当てはまるのだ。実に美しい。

2016年10月2日日曜日

【部分録音】ラヴェルの『クープランの墓』よりトッカータが弾きたい! 第4回



 いつもお世話になっております。今回は、簡単そうな部分を手がけました。


F


 第三主題提示部への経過句に当たります。同音連打の数を間違えないように注意しておけば、あとは非常に簡単です。

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2016年9月25日日曜日

【部分録音】ラヴェルの『クープランの墓』よりトッカータが弾きたい! 第3回




 いつもお世話になっております。
 Youtubeの動画説明欄にも書いたとおり、部門ごとに分けて練習していく方針としました。リストのベートーヴェン交響曲ピアノ独奏編曲には、印字の時点で振ってありますから、一般的な練習方法なのでしょう。結果的にはAからZまでの26分割です。具体的に以下に示します。

A


 冒頭から、右手の開きが非常に厳しい第一主題の提示部まで。

B


 第二主題の提示部です。全く同じ音階が一度繰り返されて、第一主題の変奏(C)へと接続するまで。長いですが、覚える必要がある動きは実質半分くらいです。

 編集がめんどくさいので、画像の掲載はこれくらいにしておきます。
 ピアノの練習で一番つらいのは、楽曲が完成するまでは、キーを叩いて耳に入ってくる音が音楽としては全く意味をなしていない点がはっきりとわかってしまうことでしょう。練習とは、目の前で完成していないことを知ることと同義でありますので、長い道のりを想起するには十分なわけです。いやはや、いったい何度投げ出してきたことでしょう。世の中忍耐がものを言うのです。いつか完成するなど、信仰がなせる業かもしれませんが、可能であるという直観なり信仰がなければ、誰も為し得てはいないわけです。膨大な時間をかけました、果たして完成するかもしれません、できないかもしれません。時間のかけ方は、何をするにしても丁半博打と言えましょう。

→第4回へ

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2016年9月19日月曜日

【部分録音】ラヴェルの『クープランの墓』よりトッカータが弾きたい! 第2回


 第二回です。
 記憶が曖昧で指がもたついていた部分が若干改善されました。
 徐々に弾くことのできる部分(指で音をさらうことのできる部分)を増やしてゆき、簡単な部分からでも征服していきたいと思います。次回か、次次回からは、最初の部分と最後の部分をまとめてと言ったように、ぶつ切りの形で投稿するかもしれません。

→第三回へ

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2016年9月14日水曜日

【部分録音】ラヴェルの『クープランの墓』よりトッカータが弾きたい! 第1回


 「~が弾きたい」シリーズ第2弾です。カルメン変奏曲の方は、随時継続中でありますが、ラヴェル作曲、『クープランの墓』より「トッカータ」も取り上げていきます。使用楽譜は、2016年に出版されたペルルミュテール校訂注釈版(音楽之友社)です。同音連打と手の行さで忙しい楽曲です。  恥も外聞もかなぐり捨てて、上げてみたのは、練習開始から三週間の録音です。
 冒頭の和音は、結局(上から5,4,3,2)でとっています。 うまいこと当たってくれません。
 第一主題の提示部は、ペルルミュテールは、オクターブでとって、装飾音の後ろ一つを左手に任せていますが、装飾音を左手に全部任せた方が楽なような気がします。
 それにしても、忙しい曲ですね。

→録音二回目へ

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2016年8月28日日曜日

ラヴェル/『クープランの墓』よりトッカータ


 ラヴェルのトッカータの5小節目です。門番のような音の並びです。何が難しいと言えば、第一主題を構成する和音をとりつつ、高速で流れ去っていく真ん中装飾音(ファ,ミ,レ,ミ,ファ,ミ,ファ,ミ)を叩かなければならない点で、具体的には譜例上段ミの音が厄介な課題となります。もっとも、10度届くような人なら、上のような運指、親指でミをとることができるので、はっきり言って難所でもなんでもないのではないでしょうか。オクターブまでが実用上限界という人にとっては、5432はかなり厳しいです。最高音を明瞭にしつつ無理のない手の開き方で考えれば、下のような構成になると思います。

 ただ、こうなると親指が楽節すべての音を拾う必要があり、別の難しさが生まれます。練習次第でなんとかなるかどうかわかりません。 別の案として、装飾音を全て左手でとる方法が考えられます。前半部分は、左手の和音と装飾音込みでオクターブ範囲内なので、2の指がやや忙しくなる程度で済み、次の和音にしても、細かい跳躍で住むので、ひとまずこれで何とかなるでしょう。しかしながら、後半はどうでしょうか――。良い餡があれば教えていただきたいものです。はっきり言って、思い切ってラヴェルの楽譜からこの最後のミの音を消してしまっても音楽面ではたいして支障がないから、最初から押さないという開き直り方もあるかもしれません。
 ラヴェルのトッカータでカルメン変奏曲から現実逃避をしていたら、急に現実に戻された気分です。

→録音一回目へ
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