ラヴェルのトッカータです。冒頭の部分を録音しました。
A. オクターブでとることができる部分をオクターブでとり、できないところは楽譜通りの手の配分で引いていております。同じ部分にもかかわらず速度と安定感に大きな差があるのはそのためです。第二主題(B)の二度づつ上がっていく部分は、どうやったら一般的な速度に持って行けるのだろうかとずっと不安だったのですが、何となく形になってしまったので、前出の速度のばらつきもそのうち記憶が定着していくにしたがって解消されることでしょう。
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