取組楽曲と進捗一覧

ABCDE
1
作曲家名楽曲名総小節数暗記小節数暗記小節数の割合
2
フレデリック・ショパンマズルカ遺作第24番4040100.00%
3
フレデリック・ショパンポロネーズ第6番「英雄」181181100.00%
4
フレデリック・ショパン前奏曲第3番3333100.00%
5
フレデリック・ショパン新しい練習曲第2番6060100.00%
6
モーリス・ラヴェルクープランの墓よりトッカータ25212951.19%
7
フレデリック・ショパン練習曲作品10第1番792227.85%
8
ヴラディミール・ホロヴィッツカルメン変奏曲1573220.38%
9
クロード・ドビュッシー前奏曲第5番「アナカプリの丘」961212.50%
10
ヨハン・セバスティアン・バッハパルティータ第5番9588.42%
11
モーリス・ラヴェル鏡より「鐘の谷」5447.41%
12
モーリス・ラヴェルクープランの墓よりメヌエット12800.00%

2019年10月26日土曜日

ショパンの英雄ポロネーズが弾きたい! 第6回(「英雄ポロネーズ 弾き方」)

 「英雄ポロネーズ 弾き方」の検索で訪ねて見える方が結構います。来訪者の希望に沿うことが出来ないのは、私も重々承知していますし、自分の演奏を試しに聴いて見て(アップロードしている割に下手だ)と感想する人も多いかと思います。「英雄ポロネーズ 弾き方」、私が知りたいです。

 しかしながら、インターネットという世界は広いにもかかわらず、趣味上達の実用的な情報は、意外と少ないのではないでしょうか。超上級者が、「初心者の皆さんに、私が毎日やっていることを紹介します!」といって、その人のいつもの演奏とは天と地ほどかけ離れた幼稚な準備運動を披露してみたり、別の動画では「こういうところ、難しいんですよ」と言って、華麗に弾いて見せたりと、まぁこう言うのが多いです。嫌みか自慢にしか見えません。たしかに、準備運動は本当に十年以上続けているのだろうし、難所通過はだれもがさらっと通り抜けたいものです、気に入らない部分だってあるでしょう。しかし、指南動画を再生する人は誰しも、即効性を願うものですし、今すぐでなくとも、実際に効果が表れている様が見たいものです。この先十年を見据える余裕なんてないし、違いが分かる人向けの解説なんていらないのです。レクチャーの対象難易度の幅の空き具合がひどい、これがインターネットピアノレッスンの特徴なのかもしれません。

1 超初心者


・楽譜が読めない


 「英雄ポロネーズ 弾き方」で『ピアノ練習記』見える方は、どんな方でしょうか。本当の初心者、楽譜の読み方がわからないという人もいることでしょう。悪いことは言いません、音楽之友社からでている『楽典』を購入して読んでください。外国由来の言葉を外国語表記する(例えば、ショパンをChopinと書く)キザな本ですが、役に立ちます。第一章は読み飛ばしてもいいですが、第二章の「演奏のために」は、ドの位置から「L’istesso tempo」の解説まで、和音についている波線の意味や、trは何回弾けばいいのか等など、楽譜の読み方についてのあらゆる疑問を解消してくれます。いろいろな作曲家の楽譜を見て回っていると、「何これ・・・・」と言う場面は結構あります。そいうときホント助かります。なお、例題が結構載っていますが解く必要はありません。

・一曲仕上げたことがない


 楽器演奏は、女子のたしなみのイメージから、力は必要ないと考えられがちですが、それは誤りです。プロの演奏動画をみればわかりますが、大男が髪を振り乱し額に汗をかきながら、全身の体重を両手の指の先に込めるとい光景が出てくるものです。音は繊細なのに、どうしてあんな苦しそうにしているのか、手をちょこちょこ動かしているだけなのに、といぶかる人も多いでしょう。あれの大半は演技ではありません。鍵盤は意外と重たいのです。それを30分から1時間ほぼぶっ続けでやるので、演奏会の後半で、演奏者が運動後みたいな一試合終わった風の状態になっているのは仕方がないことです。

 つまり、筋力が必要です。「手をグーパー」も意味のないことではありません。これのためにお金を払う意味はないとは思いますが、入浴中に手の開閉運動をすれば、効率よく筋肉がつくのではないでしょうか。「英雄ポロネーズ」等の難曲は、日常生活では出番の少ない、薬指や小指を多用するため、これらの準備は欠かせません。