取組楽曲と進捗一覧

ABCDE
1
作曲家名楽曲名総小節数暗記小節数暗記小節数の割合
2
フレデリック・ショパンマズルカ遺作第24番4040100.00%
3
フレデリック・ショパンポロネーズ第6番「英雄」181181100.00%
4
フレデリック・ショパン前奏曲第3番3333100.00%
5
フレデリック・ショパン新しい練習曲第2番6060100.00%
6
モーリス・ラヴェルクープランの墓よりトッカータ25212951.19%
7
フレデリック・ショパン練習曲作品10第1番792227.85%
8
ヴラディミール・ホロヴィッツカルメン変奏曲1573220.38%
9
クロード・ドビュッシー前奏曲第5番「アナカプリの丘」961212.50%
10
ヨハン・セバスティアン・バッハパルティータ第5番9588.42%
11
モーリス・ラヴェル鏡より「鐘の谷」5447.41%
12
モーリス・ラヴェルクープランの墓よりメヌエット12800.00%

2020年8月4日火曜日

録音環境など

 録音環境は、2020年春に変えました。これから録音してみたいと考えている方には多少参考になるかと思います。

 

機材


・河合楽器製作アップライトピアノ 

 ピアノの本体については特に変わったところはありませんが、録音の時だけ、上のふたを少し開けています。本当は全開にしたいのですが、物がのっているためできず、物が落ちない程度に少し開けて、付属の鍵盤布敷きを丸めたものを蓋と本体の隙間に差し込んでいます。いつだったか、鍵盤のふたを取り外して録音した際に、タッチの差が微細にわたるまで出たので、これを標準にしようかと思いましたが、準備が面倒なうえ、怪我や壁や傷つけかねないので、やめにしました。

 録音は、もともとICレコーダーにマイクを装着して行っていましたが、春に例の10万円でPCMレコーダーを購入し2台体制としました(使い方などは後述)。ICレコーダー=マイクを、マイクスタンド用のフックを利用して、ピアノの蓋と本体の間に挟み込み、耳よりもピアノ線に近いところで、隙間から洩れる楽器から直に出る音を狙います。PCMレコーダーは、奏者背後の棚に置き、残響などを拾わせます。高さは、頭の上です。

 

服装


 上は肌着と長袖のシャツ。下は特に決めていませんが、スリッパは必ず履きます。
 シャツについては完全に好みです。夏は暑いです。上の長袖シャツは、袖のボタンを閉めます。録音環境整備時に狭い空間で上下左右に動き回るので、生傷を作らないために着るようにしていたのですが、演奏中にじかに皮膚にあたると落ち着かない時期があったので、着たまま演奏しています。自由になった袖は非常に邪魔なのでボタンをしています。

  スリッパは、カーペットを汚さないためにはき始めたものですが、履きながら弾いてみると、ペダルの踏み方に統一感がでました。それまでは妙な癖が出来ていたようです。ここでは一度も書いてきませんでしたが、ピアノのためかは分かりませんが、右足のひざが痛む時期があり、スリッパを履き始めてから激減したので、ピアノ演奏に係る同様の症状でお困りの方は、一度試してみるといいかもしれません。

 

編集


 編集は大きく音声編集と動画編集に分かれます。
 音声編集は、先の機材で収録した音声をパソコンでミックスや編集をする作業です。使用する二つのソフトは取得当時無償だったものです。

・XMedia Recode
・SoundEngine Free

  ICレコーダーの音源はmp3形式で保存されるので、それをwav形式に変換します。  変換した音源をサウンドエンジンで編集します。音量をノーマライズ、録音データの中最初のピアノ音声の前1秒を残して、それ以前を削除、最後に合成(ミックス)します。つまり合成は手作業のため、実際のところ、ズレが生じていますが、残響成分に楽器から直接響く打鍵の音を乗せたいためだけにこの作業をやっています。人によっては、PCMレコーダーだけで十分かもしれません。もっとも、PCMレコーダーを使い、二本マイクでの収録とミックスを行えばズレも変換作業も何もないのですが、予算の関係と、なにより技術及び知識不足の都合で、手作業となっております。手作り感がスゴイですが、仕上がりはいかがでしょうか。

  動画編集は、とても面倒な作業です。更新が滞る最大の理由です。音声編集は、慣れれば10分くらいで終わりますが、動画はそういうわけにはいきません。

 使うソフトはおなじみのマイクロソフト社の「Movie Maker」。あらかじめ、IMSLPで入手した楽譜データをペイントなどで編集したものを作っておき、音楽に合わせて譜めくりのように楽譜が変わっていくよう調整します。これがとてもだるい。この一連の動画企画のコンセプトの関係上どう仕様もないことですが、下手な演奏のために楽譜を合わせていく、この作業のやるせなさをどう形容したらいいか分かりません。「Movie Maker」には、画像の表示時間を音楽に合わせる機能が付いていて、使用すると単純に音楽の総再生時間を、画像の枚数で割った時間を、一枚の画像に割り当てられます。お気づきの方もいるかもしれませんが、すぐれた演奏の場合、編集作業などほぼ不要なのです。聴いて楽しい演奏であれば、テンポ・ルバートに合わせる手間も、何となく気が向くだろうものです。下手であるほど手間がかかる。どなたか一発撮りで挑戦してみてください。

 手元動画にも挑戦しようかと考えておりますが、当方、携帯電話を含め2分以上の映像収録機能のある機材を持ち合わせていないため、実現は未定です。